みなさんこんばんは。
『やっちん』(@yacchin_0310)です。
今回は、僕の愛機【SONY α6600】で使用しているレンズ
【SIGMA 18-50㎜ F2.8 DC DN/Contenporary】
を約半年間使用したので、レビューします。
α6000シリーズやZVーE10などのAPS-C機を使用されている方であれば、ぜひ使っていただきたいレンズです。
それでは行ってみましょう!!
まずはスペックから
【SIGMA 18-50㎜ F2.8 DC DN/Contenporary】
重量 | 290g |
焦点距離 | 18〜50mm(35mm判換算27〜75mm) |
フィルター径 | 55㎜ |
長さ | 76.5㎜ |
最短撮影距離/最大撮影倍率 | 12.1cm(ワイド端) 1:2.8(ワイド端) |
マウント | SONY Eマウント / Lマウント |
最小絞り | F22 |
絞り羽 | 7枚(円形絞り) |
【SIGMA 18-50㎜ F2.8 DC DN/Contenporary】の最大の特徴は、大口径標準ズームレンズとは思えないほどの軽量コンパクト。
更に、鏡筒が61.6mmで、カメラのボディからはみ出さない設計で、ボディに取り付けるととてもスマートな外観になります。
見ての通り、手のひらにスッポリ収まります。
望遠端、フード付けてもこんな感じ、
更に、レンズ重量290gで軽く、α6600の重量が約509gですので、総重量約800gで驚異の軽さを実現しています。
軽くて小さいという事は、旅行の時に少しでも荷物を減らして軽くしたい時のシチュエーションや何気にお出かけするときにでも気軽に持ち運びできる点が魅力で、
「重いから、今日はカメラは置いておこう・・・」
から
「とりあえずカバンに入れておこう!」
となるので、所有しているカメラとお出かけする頻度が自然と増えます。
折角購入したカメラを使わなかったら、宝の持ち腐れですよね。
【大きい、重たい】の理由でほとんどカメラを使用していない方にうってつけのレンズです。
また、軽くて小さいという事は、無理な体制での撮影や、パッと取り出せる速写性が増すといった、撮影の幅を広げてくれる意味でも有効です。
オートフォーカスはどんな感じ?
このレンズは、『ステッピングモーター』というものを採用しており、早くてしかも静かなオートフォーカスになっています。
『ステッピングモーター』
パルス電力に同期して動作し静粛性に優れ、動画撮影でも快適なAFを実現
株式会社シグマ ホームページより引用
フォーカスをあわせる時に駆動音が、
「キュー」
「グググ」
とか、音のするレンズもあったりしますが、【SIGMA 18-50㎜ F2.8 DC DN/Contenporary】はまったく音は聞こえません。
動画撮影時に、駆動音がするレンズですと音が録音されてしまいますが、そんな心配もありません。
またトラッキングの精度に関しても問題ありませんでした。
フォーカスブリージングは?
フォーカスブリージングというのは、フォーカスが合う位置が変わると画角が前後に動く現象の事を言います。
スチール撮影では何も問題はありませんが、動画撮影の際でピントが変わるごとに画角が前後に動くと、映像品質損なわれます。
特に三脚などカメラを固定して撮影する際に起こりやすいですが、今回の【SIGMA 18-50㎜ F2.8 DC DN/Contenporary】では、ほとんどブリージングは起こりません。
実際に試してみたので、下記動画をご参考ください。
手ぶれ補正は?
残念ながら【SIGMA 18-50㎜ F2.8 DC DN/Contenporary】はレンズ内手ぶれ補正はありません。
(しかし、この小ささこの価格を考えると致し方ないかな・・・)
α6400などのボディ内手ぶれ補正が無い機種だと気をつけて撮影する必要がありますが、僕の持っているα6600などの手ぶれ補正が搭載している機種には相性抜群です。
α6600でのスチールでは手ぶれは気になりませんが、動画撮影時は手ぶれが結構気になるレベルでしたので、歩きながらのVLOGをお考えでしたら、ジンバルでの運用がよろしいかと思います。
(ZVーE10の動画撮影ならアクティブ手ぶれ補正が搭載しているので、手ぶれは気にならないかもしれません。)
気になる金額は?
F2.8通しの標準ズームレンズって高いと思いませんか?
なんと、【SIGMA 18-50㎜ F2.8 DC DN/Contenporary】の価格は、2024年6月現在でAmazonで調べてみると
76,980円
お手頃価格です。
ちなみに他のレンズと価格を比べてみると
SIGMA 18−50mm DC DN(F2.8)/Contemporary | 76,980円 |
SONY E 16-55mm F2.8 G SEL1655G | 141,745円 |
TAMRON 17−70mm(F2.8) | 84,150円 |
大口径ズームレンズとしては、驚くほど小型軽量でAPSーCミラーレス一眼の携帯性を損なう事無く仕上がっていると思います。
それでいて、大口径ズームレンズとしては手ごろな価格設定です。
欠点はあるのか・・・
少し残念なところ
筆者が感じた少し残念なところは3点で、この価格設定では致し方ない部分はあるものの、購入時には気を付けておいたほうが良いところなので参考にしていただければと思います。
①フォーカス・ズームのみで、それ以外のコントロールがない
フォーカスリング、ピントリングのみとなりますので、フォーカスホールドやAF・MF切り替えなどはありませんが、これは価格設定のことを考えると致し方ないかなと思います。
②ピントリング
ズームリングが凄い滑らかで、最初から最後まで一定のトルク感で癖になる感触。何時間でも触っていられます(笑)
しかし、ピントリングは気持ち軽めで、尚且つ細い。
また、ズームリングとピントリングの間に下部になぞのスリット(恐らくグリップをよくする目的?)があるので、ファインダーで覗きながらズームリングからピントリングへ指をなぞるように移動させたときに間違って回そうとしてしまいます。
慣れれば何とも無い部分ですが、マニュアルフォーカスを多用されてる方は、購入前に量販店で実物を触ってみてから購入されるかどうかを検討されたほうが良いでしょう。
③軸上色収差が少し目立つ
軸上色収差はどのレンズにもあるので致し方ない部分ではありますが、若干強めに軸上色収差があるなと感じました。
写真の時はlightroomなので修正できるので問題は無いかと思いますが、動画撮影時においてはほぼ修正ができないので、動画をメインで考えられている方は注意しましょう。
作例
全体的にシャープで、開放でも高性能なレンズですが、絞ることによって周辺部まで均質性が増しよりシャープな撮影が可能です。
また、ボケ感はSIGMAらしい柔らかな印象で、ズームレンズとは思え得ないような綺麗なボケを出してくれます。
近接撮影にも強いレンズなので、これ一本でなんでもこなしてしまいます。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか?
小型・軽量・高い描写力で最近では常にα6600に取り付けたままで運用しています。
旅行、街角スナップ等なんでもこなしてしまいますので、あれこれレンズを揃えて各シーンでレンズを付け替えるよりも、これ一本でほぼ撮れてしまいます。
価格面でも良心的なお値段ですので、APSーC機をご所有であれば、是非購入を検討してみてはいかがでしょうか?
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
参考になれば嬉しいです。
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